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安心院葡萄酒工房、行ってきました! [ワイナリー訪問]

試飲イベントで一発でほれ込んでしまったのが
安心院のシャルドネスパークリング。

日本で、九州で、ここまでやりましたか!という
熟成感のある瓶内2次発酵スパークリングの登場に驚きました。

「あん、しん、いん?」

安心院と書いてアジムと読むのも驚きでしたけど。(^-^)

それ以降、僕が主催している「日本ワインを飲み干す会」の
公式スパークリングワインとして勝手に採用させていただいています。(笑)

さあ安心院に行くぞーと鼻息を荒くしていた
九州突入前日のこと・・・。

プルルルル。

「ハイ、たこやきです」
「安心院の中尾ですけど」

えっ、工場長の中尾さんではないですか!

ということで事前にご連絡をとってくださり、
中尾さんをご紹介くださった加納さん@バッカスマーケットさんに
感謝の意を表させていただきます↓

バッカスマーケット@楽天 http://www.rakuten.co.jp/bacchus-m/

バッカスマーケット http://bacchus.ne.jp/

・・・御礼をするのは日本の大事な文化です。(笑)

さて!

JR博多駅から電車で揺られること1時間で、JR中津駅下車。
工場長の中尾さんにお迎えにきていただいてしまいました…。
(お休みのところ、本当にスミマセンでした)

僕がたこやき坊主であることはすでにバレていて(笑)
車中でいろいろなお話をお伺いしながら、さらに約20分。

画像 041.jpg

見渡す限り、遠くに山々が連なり、
そこからコチラは畑という広大な風景が続きます。

なんだかブルゴーニュを訪れたときの記憶がよみがえりました。
こちらはブドウ畑ではないのですけどね。

そして・・・

「いいちこ」の工場に・・・

着いた-っ!

画像 040.jpg

安心院葡萄酒工房の親会社は、
じつは親会社が「いいちこ」で有名な三和酒類なのです。

中尾さんも一時期、
こちらでお仕事をされていたこともあったそうです。

ちょうど工場はお休みで稼動していませんでしたが、
ほのかに麦を蒸したような香りもして雰囲気は嗅ぎ取ってきました!

画像 042.jpg

こちらがワイナリーの建物。
漆喰のような柔らかい雰囲気でまとめられていて、

九州って古墳とかたくさんあるし、古代のイメージですね・・・
と思ったら大正ロマンをイメージしているのだそうです。

このロゴも、そういう感じで、イイ感じです。

kouboulogo1.jpg

ちなみに、いいちこのポスターなどを
手がけられているデザイナー河北秀也氏の作だそうです。
ワインボトルのデザインも手がけられているそうですよ。

事務所で、いいちこロゴの入ったタンブラーグラスで
冷えたお茶をいただき・・・(グラスカッコよくて欲しかった!)

そこに中尾さんと一緒に醸造もされている古屋さんがいらっしゃり、
ごあいさつさせていただきました。ハジメマシテ。

古屋さんはカリフォルニア大学デービス校に留学後、
カリフォルニアやオレゴンなどのワイナリーを経験した後、
エノログの資格もとって、いま安心院で大活躍されている方です。
(※ワイナリー公式サイト情報より。笑)

・・・すごい人やないですか!!!

さっそく畑を案内していただきました。
あいにくの曇り空でした。

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山に囲まれていて標高もけっこうあるのでは?と思いきや、
標高は高いところでも150mとか。自社畑は40a。

ゆるやかな斜面になっていますが、
とても歩きやすく整備整地されています。

画像 045.jpg

安心院は九州のなかでは雨が少ないほうだそうですが、
それでも1300ミリくらいはあるうえ、台風対策が重要だそうです。

というわけで、基本的に
すべてレインカットの屋根がついていました。

画像 047.jpg

シャルドネ。

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メルロー。

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屋内に移り、瓶詰め設備などもチラッと。
機械内部の空気は外気と遮断され、衛生管理は万全。

画像 051.jpg

整然とタンクが立ち並び、
堂々とした威容です。

画像 052.jpg

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タンクから、発酵中の甘口デラウエアをいただきました!
「フランシスコ」というウマー!なワインになるやつですよ!

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旅の疲れが、ばばーんと癒やされました!!!

そしてこれは・・・ロボット!?ではなく、
ブランデーを造るための蒸留器。

画像 056.jpg

再び外にでて・・・貯蔵庫の中へ。
ここも建物がオシャレです。

画像 057.jpg

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ここで樽から・・・

「樽熟成マスカットベリーA」はアメリカンオークのバニラ風味とよくなじんでいて、
ぐるぐるまわしているうちに、香りに果実の旨味が乗ってきてウマーでした。

画像 059.jpg

「メルロー」のほうは、まだ紫色が強い熟成度合い。
決して重さはないけれども、

かいだ瞬間にわかる典型的なメルローの香りに
革のニュアンスと複雑さもある正統派メルロー!

画像 060.jpg

ごちそうさまでした!

画像 061.jpg

外に出て再び違う場所のメルローの畑で
つまみ食いさせていただきました。

画像 062.jpg

こちらのほうは、やや渋い?

画像 064.jpg

ワイナリー内は、さまざまな植物で美しく埋められていて、
その間を縫うように回遊できる歩道があり、
この日も訪問している家族などが楽しそうにしていました。(^-^)

そしてショップへ。
店内は美しい木材調の雰囲気で統一されています。

画像 066.jpg

イモリ谷シャルドネ!!!

画像 067.jpg

ショップのわきにはカフェも併設されています。
背もたれ部分の穴が、ロゴと同じ!?

画像 065.jpg

いろいろ飲ませていただいちゃいました。ムフ。

画像 069.jpg

今回金賞の「イモリ谷シャルドネ」は・・・鳥肌たちました!!!

香りのボリューム、ミネラル感、酸、集中感、余韻。
完全に世界レベルです。いっちゃってますよ、これ!

レギュラーのシャルドネは、
葡萄の味わいがストレートにくる、とても素直なシャルドネ。

ちなみに基本的に白ワインは
補酸をおこなっているそうです。

酸が残っているうちに収穫するよりは
熟すのを待って補酸したほうが良いとの判断なんでしょうか。
質問してくるの忘れたっス・・・。

メルローはレギュラーのとリザーブのがあったのですが、
個人的にはレギュラーのほうが果実感が前に来ていて好き♪でした。

カベルネは、やはりまだミディアムボディーな感じですけど、
香りなどには品種の個性がハッキリ出ていて、クラシカルで正統な雰囲気。
きっと、こちらもさらに進化していくことでしょう!

ベリーAは樽熟成がGOOD。
果実と樽のバランスがとてもウマー!です。
なんてったってリーズナブル!

最後にいただいたのは「ザビエル」!

これ・・・メチャ好きなんですよね~。(笑)
発酵させたベリーAにブランデー添加して木樽熟成。

最近ハマっているシャンパーニュ地方のデザートワイン”ラタフィア”の
日本版といった感じでしょうか。香りもほんのりポートワインぽくて、ウマー!ヤバー!(笑)

デラウエアの甘口ワイン「フランシスコ」も好きでしたけど、
個人的には「ザビエル」の勝利!!!オススメの絶品です!!!

↓雑誌でも「フランシスコ」高評価ですね。

NEC_1628.JPG

中尾さんいわく、現状では商品ラインナップがすこし多いため、
徐々に整理して減らしてきたいとのことでした。

ラベルもどんどん変更されて統一感が出ていて、
これぞ「選択と集中」ですね。

そして・・・「日本ワインを飲み干す会」公認スパークリングの(笑)
「安心院エキストラブリュット」は新しいヴィンテージは
さらに安定して生産本数が増えるとのこと!

ショップに移動しますと、

ショップにソムリエさんがいる!
しかもイケメンでめちゃカッコイイのです!

左が内野さん。
ブログもあります。http://www.ajimu-winery.co.jp/wne/sommelier.php
画像 070.jpg

ワイナリーをあとにして・・・というところで

「せっかくですからイモリ谷、見ます?」
「もちろんです!」

すこし車を走らせていただき、到着。
まわりは何もありません。

離れてみるとイモリの形に見える盆地のような部分だそうです。
この谷に入る入口は3つしかなく、ものすごい場所です。

畑がこれまたスゴイ・・・

画像 071.jpg

ここで葡萄を造っているのが阿倍さん。
とても若い方だそうですが、ちょうど不在でしたが、

画像 073.jpg

めちゃくちゃ元気なお母さまが
声を響かせながら畑で作業されていました。(^-^)

画像 072.jpg

今年の葡萄もイイ感じだそうで、
これまた楽しみですね!

お忙しいところありがとうございました!

畑からすこしだけ離れたところに・・・ん???

画像 074.jpg

最近では、すこしづつですが、
若いアーティストぽい人たちが移住してきているのだそうです。
そういう人たちの作品?なんでしょうか。(^-^)

「なにもないのに、すべてある。」というフレーズのもと、
ここ安心院ではグリーンツーリズム事業が定着して有名だそうです。

安心院は、なにか時間の大きな流れの中に
ふと自分の存在を感じさせられるような不思議な場所でした。

「杜の百年ワイナリー」を掲げて設立された安心院葡萄酒工房。
100年かけて積み重ねて進化していこうとする姿勢が感じられ、

と同時に、ワイン文化を育てることをも目標とすることも忘れず、
樽開きというイベントをして、地域との交流も欠かしていないそうです。

この一帯が国営事業としてブドウ団地になった
昭和46年当初は320haもあった畑が、いまや190haにまで減少。

やはり後継者不足はここでもシリアスな問題になってきているようで、
原料の確保と、さらなる品質工場も狙って、
安心院葡萄酒工房でも自社畑を増やそうという動きもあるようです。

「九州なんて、10年前まではワイン作りに向いてないって言われてましたからね」
と笑って話す中尾さん。

九州はおろか、日本に名をはせる今日に至る道のりには、
僕が想像すらできないような「不安」と「試行錯誤」が、

そしてそれ以上の「情熱」と、
なにより「信念」があったのではないでしょうか。

堂々と新しいワインの銘産地として名乗りを上げ、
ここから新しい伝統が生まれていくにちがいありません。

スパークリングからシャルドネ、デザートワインまで、
野球で言えば1番バッターから9番バッターまで、

いよいよ役者が揃ってきて、強いチームになってきている。
そんな印象をこのワイナリーから強く受けました。

これからも応援しながら期待しながら、
ワインを飲み干していきますよ!(^-^)

ワイナリーの皆様、ありがとうございました!!!
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コメント 2

加納 忠幸

サイトにリンクを貼っていただきありがとうございます。
それにしてもたこやき坊主さんのレポートの内容はほんとに濃いですね。
全く脱帽です。
by 加納 忠幸 (2008-09-07 12:56) 

たこやき坊主

>加納さん

こちらこそ、
お忙しいところご連絡をとってくださり
本当にありがとうございました。

まだまだワイン素人なので、もっと勉強して、
もっと広く深く取材できるように頑張ります!

by たこやき坊主 (2008-09-08 09:38) 

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