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リアルワインガイド『日本ワイン特集』に賛否両論続出。そして、モノ申したい。 [日本ワインに思うこと]

ネット界隈でも賛否両論がうずまいている今号ですが・・・

日本ワインの名誉(と愛情?)のために
リアルワインガイドの発行部数に比べれば

「屁」でもないようなアクセス数の
こんなちっこいブログからもの申しておきたいと思います。(笑)

端的に結論から申し上げますと、

レビュー雑誌ですから「良い」とか「悪い」とか評価されるのは
そういうのはあって当たり前のことだと思うんですが、

「日本ワインを応援したい」なんていいながら、
どこをどう読めば日本ワインを好きになれるのか、

目的に反するような構成と、モノサシをまちがえたワイン選出、
欠点にばかり焦点が集まるような物言いにとても違和感を覚えました。

なーんて書いちゃうとアレですけど、僕は、
日本ワイン関連の協会団体の人間でもなんでもありません。(笑)

NEC_2066.jpg

思いつくまま投げ散らかしておいて
「一石投じた。」みたいに言い放つのは、

迷走する記事のフォローにもならず、
無目的さの裏返しにしか受け取れない。

「スーパー、コンビニで売っているワインが
日本で一番売れているワイン」だとして、

200円台のワインがレビューされて
「だから日本ワインは酷い」と結論づけるのって・・・

ムリがないですかね?

NEC_2067.jpg

スーパーで売られているワインを含め、
日本の現状を把握しておきたいというのは、

あくまで徳丸氏の個人的興味、探求的関心であって、
自分のブログでやればいいレベルのもの。

リアルな生活をしている読者は、
スーパーのワインがどんなものか近くのスーパーでワインに触れているわけで、

読者がわざわざお金を払ってまで読みたい
と思っているものか、激しくギモン。

(逆に徳丸さんレベルになれば、知らなない世界だったのでしょうか?)

現在の読者ニーズとの乖離が激しく目立つ気がする老舗雑誌ですけど、
雑誌名どおりにそこまでリアルにやらなくてもいいのでは?

ワインのレベルがお高いフランスという国で、
一番飲まれているのはAOCにさえならないワインです。(約9割)

パリのスーパーでは、そうしたワインが日用品であり、
まるでコーラの販売のようにワゴンにワイン瓶がうずたかく積まれて

ユーロとかで売られています。
じゃーっと注ぐBOXタイプのワインもありますし。

そのワインはレビューしないのでしょうか?
そのワインを斬って「フランスワインも・・・」とは言わないのでしょうかね?

リアルなデイリーワインを検証する特集ならわかります。
日本ワインのトップレベルを検証する特集ならわかります。

なにを検証して
「日本ワインは○○○だ」と結論づけたいのか、よくわかりません。

「インポーターのような機能を持った流通づくりを切に願う。」
なんていうコメントがありますが、

どーしてブルゴーニュやボルドーワインがこうも高騰しちゃったのか。
ワインが飲み物ではなく、わけのわからない投機対象に落ちぶれちゃっているのか、

はたして理解されているのでしょうか。

日本ワインの素晴らしい造り手、
金井醸造の金井一郎さんは、

一生懸命に造った自分のワインを、
本当に大事にしてくれる人に飲んで欲しいという思いから、

自分の手で売ることを第一とし、
むやみやたらと流通させない姿勢を貫いています。

ブルゴーニュの誠実で素晴らしい生産者たちも、
インタビューなどでで嘆いていることがよくあります。

自分の造ったワインが
遠いところで望まない姿になってしまっていることを。

楽天や、実店舗でも、
日本ワインを扱ってくださっているお店は、

日本ワインを理解し、造り手の意向を尊重し、
(とてもありがたいことに)儲けも薄いのに、

それでも、応援し、販売してくださっています。

流通業者がわりこんできて、契約させ、コントロールし、
過剰に利益までコントロールしてしまうという、

なんだかみんなが当たり前だと信じ込んでしまっている
おフランスによく存在するこのシステムは、

冷静に遠くから見れば、誰にとってのシステムなのかと、
小一時間ツッコミたい。

流通業者が暗躍した日本酒ブーム、焼酎ブームの影で、
素晴らしい生産者たちが蹂躙されて没落して行った経緯をご存知なのでしょうか。

スーパーに並ぶワインだって美味しくしたい。
毎日の生活のなかで日本ワインを飲んでほしい。

そして美味しいと言ってもらいたい。
日本のワインをもっと愛して欲しい。

大手であれ、小規模であれ、どんな生産者だって、
そう思っていないわけがありません。

ワインに限らず、
ものを造るということは、

限りある人生の時間とひきかえにしてまで、
なにかを形にする行為なんですから。

国内産のブドウ生産量だけで、消費量に応え切れるのか。
日本の人件費で、200円のワインが実現できるのか。

自給率や原料調達のコスト、
農家の後継者問題にどう取り組んでいくのか。

そんなことは、みんな一生懸命にやっています。
さまざまな障壁のなかで、努力はしてますよ。

食うか食わざるかの問題なんだから。

ひいきめでもなんでもなくて、
そもそもワインは、簡単に作れるものじゃないわけで。

日本を代表するメルシャンも、数百円という制約条件の中で、
それでも、できるだけ美味しいワインを造ろうと、企業努力している。

先代から価格をほとんど上げずに、人一倍体を動かして、
普段から楽しめるワインを届けてくれる小さな生産者もいますよ。

いろんな問題を乗り越えながら、
そういう人や企業が増えていったらいいなーとは願ってます。

逆に、これだけ濃縮還元ジュースが出回りまくっていて
もう、何十年も、みんな飲んでいて定着しているなかで、

安全性が確保されていれば、バルクをブレンドして、
安くて美味しい、本当に普段使いできるワインもあってもいいじゃないですか。

(情熱と努力のたまものである国産1000%で造られたワインが
 敬意を払って飲まれていくことは、もちろん、とても大切ですよ!)

聞こえのいい潔癖な理想論をかかげて評論しても、
なんか空振ってるような気がするのは僕だけでしょうか?

(高尚なものになりすぎてしまっては、流通最強&低価格な
 最大の強敵「ビール」に領地をどんどん奪われていくだけで。)

ボルドーやブルゴーニュまで行って生産者を訪問し、
ありがたがって現地試飲レビューする体力があるのなら、

日本のワイン生産者たちの仕事っぷりも
ちゃんと訪問してレビューしてあげてください。

フランスより近いんだから!(プンスカ)

徳丸さんは素晴らしいテイスターだと思いますし、
ワインのコメントも拝見して勉強させていただいています。

でも、どんな国のワインも、
最初は赤ちゃんから始まったわけだし、

日本ワインも、まだまだ立ち上がり始めたばかりであることを
付しておいてから、評論して欲しかった。(個人的願望。笑)

日本ワインが本当に大好きなので、
ちょっと鼻息を荒くして、一息で書いていたら、長文になっちゃいました。

盲目的、信者的に、僕も日本ワインを愛しているわけではないですし、
特には「これはどうなのよ!?」と書いちゃったりもしますけど、

基本的に、愛情の無い評論なんて、
無責任で一方的で狂暴な行為だと思っています。

『レミーのおいしいレストラン』
というディズニー映画のなかで、

登場する悪役の料理評論家が最後に残す、
印象的で心に残ったフレーズがありました。

評論家というのは気楽な稼業だ。危険を冒すこともなく、 料理人たちの必死の努力の結晶に審判を下すだけでいい。 辛口な評論は書くのも読むのも楽しいし、商売になる。 だが評論家には、苦々しい真実がつきまとう。 たとえ評論家にこき下ろされ、三流品と呼ばれたとしても、 料理自体の方が評論より意味がある。





やばっ、仕事しなきゃ!(汗)

明日から山形のワイナリー巡業してきます~
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コメント 9

あおしま

流通を望むと言うのは「お薦め(今売りたいもの)を教えてくれて、アンチョコを用意してくれる」会社があるといいなあ、という事なのでは?

by あおしま (2008-12-16 04:42) 

よし

本当に今回のリアルワインガイドの
ワインのチョイスにはがっかりしました。
たこやき坊主さんのまさにおっしゃるとおりだと思います。
なぜ、いつも海外のワインは何千円もするワインを取り上げ、
日本のワインは数百円のワインを取り上げてるのでしょう?
まったく理解に苦しみます。

さらに、何を基準にしての評価なのでしょう?
私の地元には海外のワインは嫌いだけど、
地元のワインは美味しくて飲めるという方も
結構いらっしゃいます。

こういうものを本という残る形で発行し、
ああいった文章を載せた徳丸氏にはがっかりしました。

内容が不適切であれば削除してください^^;
怒りを感じ、コメントさせていただきました。
by よし (2008-12-16 22:23) 

通りすがりですが…

フランスで飲んだじゃーっと注ぐBOXタイプのワインは、ありがたい日本の瓶入りン千円のワインより美味しかったですよ。比較していないのは良心からじゃないですか?(後半は冗談ですが…)

がんばってつくっている=美味しいじゃありません。まだまだです。って、ちゃんと言えることが評論ではないでしょうか?

海外のワインは嫌いだけど、地元のワインは美味しくて飲めるという方は、日本酒やビールはもっと美味しく飲める方ではないですか?その方向けのワインはビールのような味のワインになってしまってませんか?海外のワインも、日本のワインも美味しく飲みたい人に向けた雑誌ではないのでしょうか?

「日本ワインも、まだまだ立ち上がり始めたばかりであることを付しておいてから、評論して欲しかった。」と言われるのであれば、日本のワインの評論においては常に「日本ワインも、まだまだ立ち上がり始めたばかりではあるが…」を付けないと不公平だと思いませんか?

わざわざ勝沼に行って試飲してガッカリしたばかりだったので、長文を書いてしまいました。ごめんなさい(__)

P.S.私には、とても参考になったし、うなずける記事でしたよ

by 通りすがりですが… (2008-12-23 12:45) 

たこやき坊主

BOXワインは僕も飲んだ経験はあるので、
コストパフォーマンスの良さは理解しています。

勝沼でガッカリされたということですが、
僕もブルゴーニュでガッカリした経験があるくらいですし、
どの国のワインにもマズ~なワインはあるわけで。

ひとつは

「お金出してまでマズーなワインの情報をわざわざ読みたくないよ!」
という一読者の不満と(笑)

もうひとつは

ブルゴーニュのドメーヌとおなじように懸命に造られている
日本ワインのレベルチェックや評価評論と、

大手メーカーによる低価格ワインのレベルの問題や
流通業者や販売店の陳列状況問題をごちゃ混ぜにされても、と。

好き嫌いも多くて、クセもあって、劣化もひどい事が多い
自然派ワインを熱烈に取り上げてらっしゃる一方で、

日本ワインの扱いがこーなっちゃうのも、まあ、
評論とかいう以前に編集長氏の好き嫌い加減なんでしょうね。

といいつつ、そんな「リアル」ワインガイドを
また買って読んでしまうわけですが。(笑)

by たこやき坊主 (2008-12-24 13:15) 

地ワイン大好き

イヴの夕方、いくつかの大手スーパーマーケットのワインコーナーをのぞいて見たのですが、予想通り、同誌の評価60点~70点(例外的超低得点)の、大手ワインメーカーのボトムラインのワイン(もどきらしいですが?)が、圧倒的に売れているようですね。
これは、「クリスマスくらいはワインを!」と思って購入される、一般庶民の購買行動の現実なのですね。
これを購入される方々は、同誌の存在すら知らない方がほとんどでしょうから、当然、その酷評も知る由もないわけです。
そして、それぞれのご家庭では、クリスマスケーキとともに、1年に1回のクリスマス気分を、その「ワインもどき?」で満喫されているわけです。
誰が、このささやかな幸せを、否定することができましょうか?
そして、この酷評を受けたワインにしても、コスト的に極めて厳しい条件を突きつけられて、少しでも口当たりの良い、受けの良いワインを造り上げようと、陰で涙ぐましい努力をされている、一流の「ブレンダー」諸氏がおられるわけです。
それはそれで、当然評価されるべきだと思います。
私も実は、年1度くらいは初心に帰って、そのカテゴリーのワインを飲んで見ます。そして言えることは、10年前頃のその手のワインからすると、雑味も変なクセも、明らかに改善されてきているということです。
現実に、このようなワインが売れていて、かなりのシェアーを占めている以上は、単に切り捨ててしまうだけで済む話ではないように思っています。
このあたりを、もっと前向きに評価し、そして本物のワインへの橋渡しの方法論を真剣に考えないと、日本のワイン文化の底上げと定着は望めないように感じています。
読者のいくらかの方(愛好家、業界関係者)に、この『気づき』のきっかけを与えてくれたのならば、同誌のこの企画は、『反面教師』としての役割を果たしたとも言えなくはない気はしますね。


by 地ワイン大好き (2008-12-25 01:02) 

ノムリエ

今回の日記、「うん、うん」ってうなずいちゃいました。
そもそもワインってその土地その土地の個性や味わいの違いを楽しめる飲み物じゃないのかしら?って思っちゃう。
世界的に画一的なワインが増えているのは、こうした評論のマイナス面ですね。

海外のワインがそうであるように、原料から造り手の情熱から日本のワインもひとくくりに出来ないもの。「全体的に」みたいな評価をするのは、あまりにも現状を知らないのか無視しているのか・・・。

買う方からすると、「これは買うな」じゃなくて「これはおいしい」を知りたいのにね。
by ノムリエ (2008-12-31 13:11) 

パーカーはキライです

道内、某ワイン産地の某酒販店です。

仕事柄、醸造に携わっている方々や、栽培農家の方々と接する機会が多々ありますが、皆さん本当に誇りと愛情をもって自分の仕事に打ち込んでいます(それも涙ぐましいほどにです)

私はただ彼らの思いが詰まった一本のワインを、お金を払って購入してくださるお客様に、如何にして美味しく楽しく飲んでいただけるか?努めるだけです。

ワインには値段や味、ましてや点数だけでは表すことの出来ない部分てありますよね?
「作り手の思いや苦労なんて知ったこっちゃない、味がすべてだ」では悲しすぎます・・・・・

でも本当、ワインってつくづく罪作りな酒ですね。

by パーカーはキライです (2009-01-05 12:39) 

あんちRWG

>徳丸さんは素晴らしいテイスターだと思いますし、

ええっっっ!!!

そーですか!?!?

私はRWGをワイン好きの四方山話としてしか見ていません。

国産ワインの酷評についてはサンプル収集に難を伴った結果のお話的レベルぢゃ??
by あんちRWG (2009-12-15 11:24) 

意味もわからない美少女に中出し性調教

t)(WXS^y, anime.ex-navi.biz, 意味もわからない美少女に中出し性調教, http://anime.ex-navi.biz/tyokyo/139.html
by 意味もわからない美少女に中出し性調教 (2011-10-25 11:30) 

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