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北海道ワイナリー巡業/中澤ヴィンヤード [ワイナリー訪問]

僕が衝撃を受けた日本のワインに、

この一本があります。

中澤ヴィンヤード「栗沢ブラン2007」。

先日、ブルゴーニュのワインメーカー

某氏にも飲んでもらったところ大絶賛で、

自分で手酌してまで飲んでました。(笑)

もはやその評価は、

日本の枠をすっかり飛び越えてしまっています。

ワイン日本代表を選ぶとすれば、

かならずスターティングメンバーにいれるでしょう。(笑)

このワインのぶどうが、いったいどんなところで生まれているのか、

ずっと知りたくて仕方なかったのでした。

そしてついに・・・この日が!!!

【中澤ヴィンヤード公式サイト】
http://www.nvineyard.jp/

岩見沢市栗沢町。
札幌からは車で約1時間。

ご夫婦2人だけの、
素敵なヴィンヤードがあります。

空はあいにくの曇り空。
どんよりどよどよ、です。

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こちらが、中澤ヴィンヤードです。

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一見、ちいさな民家なたたずまい・・・
ですが、中は、めちゃめちゃオシャレ!!!

古民家を移築したものでだそうですが、
ビフォーアフターとかで紹介されそうなくらいナイスセンスです!!!

玄関脇にかけられたメッセージボードも
なんだか中澤さんの人柄が感じられます。

いつも畑に出てらっしゃるんですね・・・

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「むむ・・・これはあと10分くらいで雨が来そうなので、
 さきにひととおり畑にいきましょう!」

と空を見て予言する中澤さんご主人。
いつも畑から空を見ているからでしょうか・・・。

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2002年に畑を開墾して5年目。

ついにできたブドウで造った
2006年がファーストヴィンテージだった栗沢ブラン。

2007の栗沢ブランは、この畑で取れた
すべての白ぶどう品種をブレンドして作られています。

ピノグリ、ケルナー、
ゲヴュルツトラミナー、シルヴァーナ。

それぞれの品種で仕込んで、
ブレンド比率をいろいろ試した結果、

どーんと全部まるごと混ぜたブレンドが
結局、一番美味しく感じたそうです。(笑)

この土地の4つの異なる個性が
まるごと全力で引き立てあって、

あの素晴らしいワインができているんですね。
納得です。

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土はふかふかで、雑草たちも元気に生えていました。
なんというか、土壌がしっかり呼吸をしている感じ。

今年からは、完全無農薬を実施しているそうです。
標高はわずかに50mの南向きの斜面。

土地そのものは4.6haあるのだそうですが、
現在のところ畑になっているのは約3haだそうです。

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実験的にピノ・ムニエも栽培しているということ。

リースリングは、やはり高級品種だといわれるだけあって手ごわいこと。

やはりピノ・ノワールには挑戦してみたいということ。

ケルナーはとても安定して栽培しやすいということ。

ヴィオニエは粒が小さいので量を確保するのが難しいこと。

いろんなブドウの粒を食べさせていただきながら、

お話をお伺いしていました・・・そこへ猛烈な雨が!雷まで!

中澤さんの予言的中です!

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ひー!

見渡す限り、まわりに何も高い建物がないので、
本気で落雷が怖い状況です!!!!

死ぬ!

死にたくない!

と猛烈ダッシュで中澤さんのおうちへ入れていただきました。
玄関でタオルをもって迎えてくださった奥様・・・その優しさは女神です!(謎)

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ご主人のまっすぐさと、奥様の明るさ。
見ているだけでしみじみ「いい夫婦ですね・・・」

と思ってしまうほど本当に本当に仲むつまじいご夫婦で、
そりゃーこんなに美味しいワインができるわけです!

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栗沢ブランをあらためてテイスティングさせていただきました。

美味しいケーキと温かい紅茶をいただきました。

東京でサラリーマンをされていたということ。

北海道ワインでの修行の話。

自前の畑で始めてみようと思ったときのこと。

奥様にその胸のうちを打ち明けたときのこと。

ブドウに馳せる夢のこと。

2時間があっという間にすぎました。

どんな風に栽培してるんですか?

仕立ては?農薬は?ビオ?

なーんていう質問は無意味ですね。

心底ていねいにブドウを造っている。

そのことが伝わってくるだけで、もう十分です。

ブドウは中澤さんがつくり×栃木県のココファームで醸造されるという
「コラボレーション」ともいうべき形でワインが造られているのですが、

ヴィンヤードでブドウを見送ってから、
超高速で一足先にココファームへ移動。

大切なブドウを積んだトラックの到着を
ワイナリーの入り口で待ち受けているのだそうです。

そんな話を聞きながら、
確信しました。

最大のテロワールは、
ブドウを造っているその人そのものなんだ、ということを。

そしてそれはブドウに限らず、どんな人の仕事にも共通するもの。
そんな刺激を受けたのが、僕にとっては一番の収穫だったかもしれません。

おいそがしいなか、たくさん時間を割いてくださり、
本当にありがとうございました!2008も楽しみにしています!(^-^)

※「ああ、たこやき坊主さんですね?」とおっしゃっていたのは、
 どうしてなんだろう?誰も僕も正体を明かしていなかったのに・・・謎だ~。

栗沢ブラン2007のプロダクトシート@ココファームワイナリー公式サイト
http://www.cocowine.com/shopping/winepdf/W_kurisawa_2007.pdf

北海道ワイナリー巡業/宝水ワイナリー [ワイナリー訪問]

北海道岩見沢市、宝水地区に
2004年6月に誕生したのが宝水ワイナリー。

まだ5年目ながら、とってもピュアで
みずみずしいワインを生み出しています。(^-^)

【宝水ワイナリー公式サイト】
http://www6.ocn.ne.jp/~housui/

札幌からは車&高速道路で約45分。
(車を運転してくださった、あ~ちゃんさんのご主人に大感謝です!!!)

ワイナリーをgoogleマップで、上からのぞいてみると・・・(笑)


大きな地図で見る

見えてきました!赤い屋根が!

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到着!!!!

ワイナリーのすぐ横には自社畑が。

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大きな区画と、なだらかな斜面を見ていると、
ブルゴーニュの黄金の丘を思い出してしまいました。

こんにちは~

と中に入ると、手書きの説明が添えられていたりして、
手作り感あふれる、アットホームな雰囲気です。(^-^)

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窓の外には、北海道ならではの広大な景色。素晴らしい!

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今回、お話をお伺いさせていただいたのは
醸造をされている石塚さん。笑顔が素敵です!

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そして倉内社長!存在感のある、とても優しい方でした。

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そもそもは、地域振興を目的とした岩見沢市の補助事業として
「10haの畑で、補助金も出すので、この土地を活かした事業をやってみないか?」
と前市長に持ちかけられてスタートしたのだそうです。

で、この立ち上げ話には、
さらにオマケのオチがくっついていて、

「畑が10haにまで拡大する前に、
 約束してくれてた前市長が落選しちゃってね~」

なので畑は、当初計画の
半分くらいになってしまったそうです。(ひゃー)

東向きに構えた4haの自社畑には
ケルナー、レンベルガー、トラミナー、
ピノノワール、シャルドネ、レゲントが植えられていて、

ピノ・グリ、ピノ・ムニエを
植えてトライアルする計画もあるそうで、なおかつ、

ピノ・ノワール(3年目)はシャンパーニュ系にものもあるそうで、
むむ?シュワッとしたピノ・ノワールも計画中なんでしょうか!?

※ちなみにレゲントという品種は、
 シルヴァーナとミュラートルガウをシャンブルサンと交配した品種で、

 病害虫に強く、色合いが濃く、寒い地域でも比較的果実味が豊かな
 赤ワインが出来るというぶどうです。

2006年に免許を取得したばかりなので、自社畑とは別に、
契約農家さんのぶどうを活かしたワインもあります。

西の余市、東の岩見沢といわれるだけあって(勝手に言ってるだけですが。笑)
2006年には、ケルナーは23.5度まで糖度があがったそうです。スゴイ!

こちらは分析にかけられる寸前のポートランドという品種。

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おお!いかにもマスカット系の香りがプンプンしますよ!!

醸造所内には、まだ小さなワイナリーに効率的な、
小回りのきく、大容量ではないタンクが整然と並んでいます。

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ちょっとおしゃれなタンクですね?
イタリア製の4000リットルタンクが×10基。

2000リットルが2基。
3000リットルが2基。
ちいさく仕込める500リットルが1基。

おなじ品種でも、ぶどうの個性を見極めて、
丁寧に、いくつかに仕込み分けているそうです。

そしてこれが日本でもまだ珍しい
オートピジャージュ機能搭載のタンクです!

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タンクの内側にかき混ぜる棒がついていて、

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パネルのボタンをぽちっと押すだけで、

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あとは自動でかき混ぜてくれるという、
まさに宝水ワイナリーのような少人数ワイナリーには超強力な助っ人です!

ケルナーは全房ホールプレスで、
30%分はスキンコンタクだそうで・・・
なのに何故あんなにピュアなワインに!?

ケルナーの特徴をうまく引き出すために
異なる個性を引き出す2タイプの酵母を使って

2バリエーションのワインを造り、
その後、ブレンドするのだそうです。ナルホド!

樽もたくさんそろっています。
特にレンベルガーは新樽使用で3ヶ月と、ちょっとリッチ。

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レンベルガーはなんと3タイプの仕込みバリエーションを作って
あとで絶妙にバランスさせていくのだそうです。

コールドマセレーションしないそうで、
ピュアな赤ワインの秘密のひとつがこれですか!

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そして、ひととおりテイスティングさせていただきました。

国産ワインコンクールで賞を獲得した、バッカス。

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北海道のワインの魅力がとにかく一番伝わりやすいのが
ケルナーとバッカスでしょう!(たこやき的には!)

裏書にもあるように、柑橘系、フローラルな花や、
ほんのりハーブのニュアンスがあって、とても楽しいワインです!

次はケルナー!

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こちらはバッカスよりも柑橘系のニュアンスが控えめで、
そのぶん大人ぽい?品のあるフローラルな個性があります。

爽やかで、さっぱりと、すがすがしい。

ほんのわずかに甘さを残して醗酵を止めているのだそうで、
このすこしの甘さが優しい口当たりになっているんですかね・・・癒されます~

カワイイ色そのままの、オレンジピンク。

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倉内社長が所有している自家農園1ヘクタールの
ポーランド、セイベル13053を使った中甘口ワイン。

フルーティーな香りが満開で、まさしくイチゴのワインです!
醸したセイベルとブレンドして、果汁のみで醗酵させるのだそうです。

ますます宝水=ピュアのイメージが
僕の脳みそに刻まれ始めましたよ~。

「このワイン、焼肉とかジンギスカンにも意外とあうんですよ」と石塚さん。
やっぱり北海道のワインには北海道の料理ってことですよね!

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こちらもチャーミングな赤。たしかにライトボディなんですが、
このバランスと楽しさで1380円はスゴイ!デイリーワインにうってつけですね。

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そしてレンベルガー!待ってました!

ドイツ系のピノのようなかわいいチャーミングな香りに
新樽からのバニラや焦げた黒糖の軽い香りがあって、

かすかに・・・渋みと、ピュアでスタイリッシュな酸、潤うミネラル、
最後に残るダークチェリーみたいな後味・・・タンニンの雑味もなし・・・

むむむ!
こりゃー下手なピノノワールよりも、旨いっすよ!

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たくさんお話をお伺いして、
しかもたくさんのワインもいただいてしまいました・・・美味しかった・・・

そして石塚さん・・・本当にいい人でした・・・

まだ醸造2年目の23歳!(すごいっす)だそうですが、
すでに美味しい造りあげられたワインからは、
鋭いセンスをすでに感じてしまいました。

倉内社長の宝水への愛情と、この大地の恵みとあいまって、
今後どんなワインへ進化していくのか、とても楽しみです!

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お忙しいなか、ありがとうございました!

※併設されているアイスクリーム屋さんがすごく美味しいと評判だそうで、
 次回はぜひともこちらも味わってみたいです。(^-^)

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